2021/0311Thu佐藤璃果3月11日。
こんにちは。
乃木坂46 4期生 岩手県出身
佐藤璃果です。
今日は3月11日。
東日本大震災から10年の日です。
乃木坂46として、
自分から発信する立場になってから
初めての3月11日です。
言葉には限界があるかもしれないけれど
言葉には何かを伝え、考えさせ、
いつか誰かの為になると信じて
今書いています。
私が小学3年生の帰りの会の最中に、
地震は起こりました。
それは突然で、自分たちに
何が起きているのかこれから
どうなるのかそんなことは
全く分かりませんでした。
ただ机の下で、揺れがおさまるのを
待っていました。
迎えに来てくれた親の車に乗って
家に着いて、地震で家の中が見た事ないくらいになっていたこともよく覚えています。
親の携帯電話で他の地域の状況を
少しは知っていましたが、
具体的に本当の意味で知ったのは、
電力が復旧し、
テレビがつくようになってからだったので、
数日後でした。
あの時生活ができるように
電力、水道、ガス、食料、給水など
沢山動いて下さった皆さんには
感謝の気持ちでいっぱいです。
去年、コロナ禍となる前に
私は岩手県の陸前高田市を
父と訪れました。
復興へと進む中でまだ震災の爪痕が残る町を見て、必死に頑張る皆さんを見て
恐れ多いですが
私にも何か出来ることはないだろうか
と改めて考えました。
風化させないこと。
発信できる立場になってその重みを
とても感じました。
皆さんも少しでもいいので、
地震について、防災について
考える時間にして頂けると幸いです。
当たり前の毎日は当たり前ではないので、
毎日に感謝しながら
大事に生きていきたいです。
岩手県や東北の事を毎日想っています。
恩返しができるように、
なにか微力でも故郷の力になれるように、
これからも生きてまいります。
東日本大震災で犠牲になられた方々に
改めてご冥福をお祈りするとともに
被災された全ての方々に
心よりお見舞い申し上げます。
2021年 3月 11日
乃木坂46 佐藤璃果
2021/03/11 19:12
大きな長い揺れに怯えながら
車で信号待ちをしていた事
電気が使えず懐中電灯1本と
ロウソクとで明かりを灯していた事
灯油やガソリンの補給の為、何時間も
スタンドの前で待機していた事
食料の確保に不安を感じていた事
翌々年被災地に行ったら街自体が
丘の辺りまで無くなっていて
とても驚いた事…
自分自身「3・11」への意識が
このところ薄れつつありましたが
決して風化させてはならないと
改めて感じた次第です。